インテルのイースター（復活祭）

4/12
Serie A TIM
GENOVA - Stadio Luigi Ferraris
HOME≪GENOVA ３－２ JUVENTUS≫AWAY

この日、昼に試合を行ったインテルはパレルモ相手に２－２のドロー。夜の試合に臨んだユベントスにとって、勝ち点を6に戻せる千載一遇のチャンスだったのですが……。

前半29分、ゴール前の混戦から、モッタが先制点。直前にホイッスルが鳴らされていたため、ユベントスは無効のアピールをするも、覆らず。
前半45分、デル・ピエロが自ら得たリゴーレを決めて同点に。
前半48分、再びモッタのゴールでジェノアが２－１とし、試合を折り返す。
(c)www.juventus

後半20分、カモラネージがタックルの際に足の裏を見せたとして退場処分を受ける。
後半39分、イアキンタのヘッドで同点。
後半43分、グリゲラがラインコントロールを失効。ボールは右サイドのロッシから、中央へフリーで走り込むパッラディーノへ。あっさりとジェノアが追加点を奪い、そしてゲーム終了。

もう、個々のシーンを理解することすら億劫です。
苛立つばかりですから……。
(c)www.juventus
確かにカモラネージに対するレッドカードが厳しすぎるとか、イアキンタのゴールがオフサイドの判定になるとか、明らかな誤審もありましたよ。とはいえ、それらも含めてカルチョですし、ユベントスは勝利に向かって進むべきクラブでしょう。

前回の対戦では４－１で勝利した、しかも今回はエースのディエゴ・ミリートを欠くジェノアを相手に惨敗ですよ。2戦続けての3失点といい、異常事態でしょう。

いや、そりゃあね。このところの集中力のなさ、士気の低さを鑑みるに、こうなったらラニエリが引責辞任するまで負ければいいんじゃない？ くらいに思ってはいましたが……。いざ競り負けるユベントスを見ると、おもしろくはないですね、やっぱり。

(c)gazzeta.it
ガゼッタいわく"インテルのpasqua（イースター）" ですって。
ぎゃふん。

■この日のスカッド
　　　　　　　ｲｱｷﾝﾀ
　　ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ

　　　ﾎﾟｳﾙｾﾝ　ﾏﾙｷｼﾞｵ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　 　　ｾﾞﾋﾞﾅ
　　　　　　　　　　　（s.t.28'ｸﾞﾘｹﾞﾗ）
　　 　ｷｴｯﾘｰﾆ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

------------------------------------------------------ 　　
'k ´ー`)＜18日はインテル戦。頼む、モウリーニョ。ラニエリに引導を渡してあげて。

壮絶な点の獲り合い！ 力尽きたのは……

4/5
Serie A TIM
TORINO - Stadio Olimpico
HOME≪JUVENTUS ３－３ CHIEVO≫AWAY

根（コン）負けしましたね。
ああ……。ネラッズーロの背中が霞んでいく……。

■前半
24分、サリハミジッチout、カモラネージin。また怪我でしょうか……orz
25分、ブッフォンとの1対1をかわしたPellissierが流し込んで先制。
34分、ゴール前の混戦からキエッリーニの左足ボレーで同点。
44分、メルベリを振り切ったPellissierがドッピエッタで追加点。
(c)www.juventus

■後半
珍しいことに、ラニエリは後半開始にあわせて選手を交代。あれれ、なぜデル・ピエロとグリゲラを下げるのさ。1点ビハインドで気が動転してしまったんでしょうか、我らのミステルは。
それでも、ユベントスの選手は果敢に攻撃を続行。
7分、カモラネージの鋭いクロスがジェペスに当たり、キエーヴォのオウンゴールを誘います。（公式サイトではマウロさんの得点扱いになっていますが、はて。）
33分、カモラネージのハイクロスをイアキンタが頭で対角線に落とし、逆転!!
今日も走るぞｲｱ━━━━━ー二三ヘ(　ﾟ∀ﾟ)ノ━━ｷﾝﾀ━━━━!!!!!

⊂二二二（　＾∀＾）二⊃ ﾔｯﾃﾔｯﾀｾﾞェェェェェ!!
(c)www.juventus
ところがところが、キエーヴォはあきらめない。
左サイドからファーに放たれた強いクロスに、Pellissierが全速力で突っ込みトリプレッタ！
これには全世界のユベンティーノが大口を開けて
ﾉｫ━━━━━━━━(ﾟДﾟ;)━━━━━━━━ﾝ!

結果、３－３のドロー……。首位インテルとの差は９ポイントに広がりました。
とくに敗因を上げるならば、キエーヴォのカウンターに対するメルベリのレスポンスの遅さ。レグロッターリエならば、あるいは2失点にとどまっていたかもしれません。とはいえ、そういった面を修正するべきミステルが、
「攻めろ攻めろ！ 点を取って勝ちなサーイ（チェルシー戦後に、マスコミからもっと攻撃的にしろと叩かれたからな……）。え、キエーヴォのカウンターに対応できない？ 戦術？ 知らん！」みたいな選手起用だからなあ……。
(c)www.juventus
実際、相手に対応するタクティカルは持っていなさそうだし。
本気で監督交代してくれませんかね。
デシャンに頭下げるとか、コンテとかフェラーラとかいるじゃん。
どう考えてもメンタリティが合ってませんよ。はあ。

Juventus-Chievo Verona 3-3
by denico60

■この日のスカッド
　　　　　　　　　　　ｲｱｷﾝﾀ
　　ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ
　（s.t.1'ﾄﾚｾﾞｹﾞ）　　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｼﾞｮﾋﾞﾝｺ　　　　　　ｻﾘﾊﾐｼﾞｯﾁ
　　　　　　　　　（p.t.24'ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ）
　　　ﾏﾙｷｼﾞｵ　ﾁｱｺﾞ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　 　　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　　　　　　　　　　（s.t.1'ｾﾞﾋﾞﾅ）
　　 　ｷｴｯﾘｰﾆ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

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'k ´ー`)＜いやあ、キエーヴォはいいチームです。それでも、ここで引き分けにされちゃうのはね。最後まで敗北をよしとせず、全力で走る。このイズムこそユベントスの持ち味だったのに……。

ブッフォンとドログバ、デコ、バラックをトレード!?

バルデスとの契約更改に難航しているバルセロナが、チェルシーGKのチェフに狙いを付けたとのこと。
これを受けて、なんとしてもワールドクラスのGKを確保したいチェルシーは、イタリアの至宝であるジャンルイジ・ブッフォンをターゲットにしたようです。
ユベントスに提示されたのは、金銭5000~6000万ユーロ＋ドログバ、デコ、バラックの3選手という仰天の条件だとか。
しかし我らが会長コボッリ・ジッリは、「ブッフォンを欲しいなら、プラティニ、バッジォ、ジダンの3人を呼んで来いっての！」と、ジャポネのかぐや姫を思わせる回答で突っぱねた模様。
その裏で、「うちのマルキオンニとデコを交換してくれないかな……？ あ、監督のトレードならいつでもオーケーだから！」とぼやいたとも伝えられています。

'k ´ー`)＜4月1日のニュースでした。

イアキンタ爆発！ 手負いのローマに完勝!!

3/21
Serie A TIM
ROMA - Stadio Olimpico
HOME≪ROMA １－４ JUVENTUS≫AWAY

トッティとデ・ロッシという「飛車角落ち」のローマを相手に、負けるわけにはいかない試合。
前半は、互いに隙をうかがう展開となる。ローマはメクセスとメネスが荒っぽいブロックでユーベ攻撃陣を止める。一方のユーベ守備陣は、グリゲラが集中力を欠く感。頭の上を抜かれて、反応できない場面があったほか、ハイキックをメネスの側頭部にヒットさせるなどの暴れぶり。ときどきこういう日があるなあ、この人。

・前半34分、ポウルセンとのワンツーで抜け出したジョビンコから、イアキンタへスルーパス。躊躇なく放ったシュートは、対角線を描いてゴール右隅へ。ユベントスが先制。イアキンタはいつもの「⊂二二二（　＾ω＾）二⊃ ﾌﾞｰﾝ」ポーズ。

(c)www.juventus

・フィールドのコンディションが良くなさそう。すべりやすいのか？
・後半3分、CKからシモーネ・ロリアの鋭い一撃で失点。嫌な時間帯に同点に追いつかれる。
・イアキンタからの折り返しを受けたデル・ピエロは、GKをかわして決定機。リーセがブロック。
・後半10分、グリゲラのアーリークロスがリーセの頭にバウンド。メクセスとの競り合いに勝ったイアキンタが、ヘッドでボールをローマゴールに突き刺した。
・後半23分、右CKを蹴るのはデル・ピエロ。メルベリの高くて強いヘッドを引き出し、スコアを1－3とする。
(c)www.juventus

・とどめは後半29分、ネドベドのワンタッチボレー。ドライブ回転の強いシュートは、低く抑えが効いた全盛期を思わせる珠玉のゴール。ガゼッタでは "a masterpiece goal by Nedved" と評しています。

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・ボローニャ戦に続く3点差の圧勝。派手な内容の反面、決定力のないローマに寂しさを感じる一戦でもあり。

■この日のスカッド
　　　　　　　　ｲｱｷﾝﾀ
　　ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｼﾞｮﾋﾞﾝｺ　　　　　　ｻﾘﾊﾐｼﾞｯﾁ
（s.t.27'ﾏﾙｷｵﾝﾆ）
　　　　ﾎﾟｳﾙｾﾝ　ﾁｱｺﾞ
　　　　　　　（s.t.25'ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　 　　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　 　ｷｴｯﾘｰﾆ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ
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'k ´ー`)＜ジョビンコと交代したマルキオンニの空回りっぷりが……（苦）。サリハミジッチとジョビンコのサイドが完全にフィットしつつあるのに、ラニエリはこだわるなあ。

ジョビンコの覚醒とサリハミジッチの真価

3/14
Serie A TIM
TORINO - Stadio Olimpico
HOME≪JUVENTUS ４－１ BOLOGNA≫AWAY

チェルシー戦での起用をめぐり、トレゼゲがラニエリに反発。不和がささやかれる中で、ミハイロビッチ監督率いる難敵ボローニャを迎えた試合。

・前半24分、ムタレッリのゴールでボローニャが先制。DFラインの裏を突いた、ディ・ヴァイオのスルーパスがお見事。ここ最近の失点パターンともいえる形で、やはりレグロッターリエの不在が大きいか。

・しかしこの日のユベントスには、劣勢に対して強い反発力があった。
これほど「サイドからボールが入る」ユベントスを見るのは、いつ以来であろうか。ボールを持つと（持っていない時でも――）中央に入りたがるマルキオンニの負傷で、再起の機会を得たサリハミジッチの奮闘。そして、チェルシー戦でその兆しを見せていた、ジョビンコの "トップギア" のプレイ。これらが相乗効果を生んだように思える。

・後半4分、左サイドで得たCKを蹴るのはジョビンコ。ニアに走り込み、ヘッドを合わせたのはサリハミジッチ。独特の得点感覚を持つトレゼゲと同種の立ち回りを得意とする、これがハサンの攻撃能力。まず同点。
(c)www.juventus


・この日のジョビンコは、相手に当たらないためのボールタッチが秀逸だった。足元にボールを受けてからドリブルを仕掛け、弾き返されていたかつての彼と比べて、ひと皮剥けた感。
(c)www.juventus

・後半26分、サリハミジッチから足の長いアーリークロス。イアキンタがゴール前へ落とし、これに反応したジョビンコがゴールを撃ち抜く。
(c)www.juventus
・後半30分、バイタルエリアに進入したサリハミジッチが、横を向きながらのスルーパス。デル・ピエロは狭いニアサイドを狙い、ゴール。

・あっという間に2点差とされたボローニャは、しかし４－５－１のブ厚い中盤を軸に、組織的な組み立てでユベントスに対抗。幾度となくゴールチャンスを作り出すも、ブッフォンがファインセーブ。

・後半43分、サリハミジッチからのクロスは、深くボローニャDFの裏を通す。抜け出したデル・ピエロは左足でワンタッチ。GKアントニオーリがブロックしたボールに、さらに襲いかかったデル・ピエロがドッピエッタを達成。
(c)www.juventus
・終わってみれば3点差の圧勝。それでも白熱の試合展開を作り出した、ボローニャのモラルに拍手を送りたい。

 

Juve vs Bologna 4-1 Serie A 2009 Day28 Giovinco Show
 

　　　　　　　　　ｲｱｷﾝﾀ
　ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ
（s.t.46'ｲﾝﾓｰﾋﾞﾚ）　　　　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｼﾞｮﾋﾞﾝｺ　　　　　　ｻﾘﾊﾐｼﾞｯﾁ
（p.t.43'ﾀﾞｳﾄﾞ）
　　　ﾏﾙｷｼﾞｵ　ﾁｱｺﾞ
　　　　　　　　　（p.t.1'ﾎﾟｳﾙｾﾝ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　 　　ｸﾞﾘｹﾞﾗ

 

　　 　ｷｴｯﾘｰﾆ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

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'k ´ー`)＜サイドからの波状攻撃……。マルキオンニ時代にはありえなかった光景ですよ……。嬉しいです。