勝利に値しない!? お粗末なゲームで2位浮上

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Serie A TIM
CATANIA - Stadio Angelo Massimino
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ザネッティ、キエッリーニ、デ・チェリエに続きマルキジオの負傷も判明。
公式戦2試合5失点で連敗中、もう負けられない修羅場の1戦。
ラニエリが選択したのは、アマウリ＆イアキンタの2トップ＋カモラネージとチアゴの先発でした。

(c)www.juventus
“同点に追いつかれながらも試合終了直前に突き放して勝利！”
“これぞユベントスが誇る勝利のメンタリティ！”

――と、追従するのは簡単なのですが、本当に酷い試合だったと云わざるをえません。カターニアのリゴーレの判定が、少なくとも2つ見逃されています。エリア内でモリモトに対してレグロッターリエのファウル、そしてマルキオンニのハンドがありました。

先制点は10分、イアキンタ。カモラネージのFKからヘッド。
これは実に「らしい」、見事なゴールでした。
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でも、ユニフォーム脱いじゃダメよ、ヴィンツェンツォ……。当然イエローです。

燃え上がりすぎた熱い男・イアキンタは、直後の12分に足の裏を見せたタックルでこの日２枚めのイエローカード。これで合わせ１本のレッドカード。退場処分となってしまいます。
ここで、守るのか、追加点を奪ってセーフティリードを得るのかの判断が必要になるわけですが、ラニエリ率いる我らがユーベに、これといった変化はありませんでした。とりあえずボールを持ったら前へ。そしてシュート。ただし、イアキンタを欠いたゴール前にはアマウリのみ。当然人数の差で押しつぶされます。

ユベントスの拙攻に対して、ゼンガ監督率いるカターニアは、明確に人数をかけて守りの構え。
31分には空中戦にめっぽう強いマルティネスを投入し、ロングボールの的とします。これが功を奏し、効果的な攻めでユベントスゴールに襲いかかるカターニア。とくに、1度集団を作ってから、ボールが蹴り込まれるタイミングで散会するセットプレイは圧巻、そして脅威でした。
後半6分の同点弾は、そのように組織的に攻め続けた結果から生まれました。マスカーラのヘッドをブッフォンがセーブしきれず、これにすばやく反応したモリモトが、ルーズボールを冷静にゴールへ押し込んだのです。

以後も、マルティネスのポストとモリモトのアグレッシブなプレーは、再三決定機を作り出します。ブッフォンの好守と、審判の誤審がなければ、3失点、4失点していてもおかしくありませんでした。
ユベントスはというと、アマウリが孤軍奮闘し、ときおり上がってきたネドベドが絡む程度。
例によって右サイドに誰もいない時間帯が多く、シソコがカバーに上がる始末。だから、なぜマルキオンニは中に中に入ってアマウリのシュートコースを消すんだよ！
これで点を取れるはずがありません。

後半46分、ネドベドのコーナーキックをアマウリがヘッドで落とし、そこにいたのは途中出場のポウルセン。彼の今季初ゴールは幸運な決勝点となり――ある意味では、不幸な結末になってしまった感があります。
ここで不甲斐ないまま試合を終了し、監督解任が検討されてしかるべき状況なのではないか、と思うのです。
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■この日のスカッド

　　　ｱﾏｳﾘ　　ｲｱｷﾝﾀ　
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ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ
　　　　　　　　　（s.t.5'ﾏﾙｷｵﾝﾆ）
　　　ﾁｱｺﾞ　　ｼｿｺ　
（s.t.37'ﾎﾟｳﾙｾﾝ）
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ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　 　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

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'k ´ー`)＜カモラネージの健在ぶりがわかっただけ恩の字かな……。

＜Continuation＞