ドログバの猛威！ ユーベDF戦意喪失!?

2/25
UEFA Champions League

LONDRA - Stamford Bridge
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試合直後の雑感。※いつものレビューは26日深夜にアップ予定です※
・ドログバ強すぎ！ まるでディアブロス亜種。
・モリナーロ、レグロッターリエ、キエッリーニが前半の早い段階でドログバとコンタクトし、「速い！強い！勝てない！」と格付けされた感。潰されなかった（弾き返した）のはメルベリのみ。
・シソコに凡ミス多発。
・カモラネージまた怪我？ 右大腿を気にして交代。
・カル―って、こんなにいい選手だったっけ……。
・ノーチャンスというわけでもなかった。トレゼゲ＆アマウリのフィジカルに勝機を残す。

(c)www.juventus
久々のスタンフォードブリッジで、ヒディンク・チェルシーに屈したラニエリ。

■ユベントスのスカッド

　 　 ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ　　　ｱﾏｳﾘ 　　　

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　　　ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ
　　　　　　　　　　　　（s.t.5' ﾏﾙｷｵﾝﾆ）
　　　　　ｼｿｺ　　　ﾁｱｺﾞ
（s.t.40' ﾄﾚｾﾞｹﾞ）（s.t.15' ﾏﾙｷｼﾞｵ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　　　　　 ﾒﾙﾍﾞﾘ
　　　　ｷｴｯﾘｰﾆ　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　 　　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ
 ※追記レビュー※

■チェルシーのスカッド

　ｱﾈﾙｶ　　ﾄﾞﾛｸﾞﾊﾞ　　　ｶﾙｰ
　　　　　　　　　　（s.t.26' ﾏﾙﾀﾞ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　ﾊﾞﾗｯｸ　　　ﾗﾝﾊﾟｰﾄﾞ
（s.t.36' ﾏﾝｼｪﾝ）
　　　　　　ﾐｹﾙ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
A.ｺｰﾙ　　　　　　　　 ﾎﾞｼﾞﾝｸﾞﾜ
　　　ﾃﾘｰ　　　ｱﾚｯｸｽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　 　　　ﾁｪﾌ

■試合経過
・ユベントスのフォーメーションはいつもの４－４－２。右サイドバックにはグリゲラではなくメルベリをチョイス。プレミアでの経験を評価したか。チェルシーはバラックとランパードをシャドーに置く４－３－３。怪我人だらけで、これしか組めない感も。攻撃面のカードはマルダのみ。
・開始直後から、キエッリーニがドログバをマーク。しかし有利な位置からのダッシュで負ける。
・4分、カルーがバイタルエリアの外から強烈なシュート。反応したランパードが猛然と詰めており、ブッフォンがキャッチを選択しなければ、失点していたかもしれないシーン。
・キエッリーニとレグロッターリエに挟まれながら、ドログバが突破。スピードとパワーの差を痛感させられる。
・カルーを経由した攻撃が目立つ。どうやらチェルシーは、モリナーロのサイドを狙っている感。
・芝が滑りやすい模様。ランパードはスパイクを履きかえる。
・12分、ユーベの左サイド方向からランパードのフリーキック。カモラネージがクリア。ボールをキープしたカルーはサイドに開くかと思いきや、ゴール前にスルーパス。ドログバがこれに反応し、オフサイドの位置にいたランパードと交錯しつつも、ブッフォンの右を抜くシュート。チェルシー先制。
・ここまでアネルカとデル・ピエロの出番はほとんどなし。
・22分、ユベントスの反撃。チアゴがエリア内のデル・ピエロにスルーパス。デル・ピエロのシュートをチェフがブロックし、コーナーキックを得る。このボールにアマウリのヘッド、キエッリーニの足がわずかに届かず、得点のチャンスを失う。
・前半は完全にチェルシーのペース。ユベントスは開始10分程度の間にドログバ（＆カル―）を止められなかったことで、攻守の切り替えに混乱をきたしていた感。オフサイドをまったくとれていないことからも、守備の機能不全は明らか。

・後半開始。両チームとも変更はなし。
・50分、カモラネージが右太ももを気にしている様子。そのままマルキオンニと交代。
・前半から引き続き、シソコにミスが目立つ。トラップ、パスの精度に期待する選手ではないが、それにしても……。腰を痛めているようにも見える。
・チェルシーでは、バラックのプレイが荒っぽい。
・60分、ルーズボールを処理しようとチアゴとキエッリーニが激突。チアゴout、マルキジオin。
・この試合、主審の判定がとってもルーズ。ファウルを取ったり取らなかったり、アドバンテージが1分くらいあったり。
・71分、カル―out、マルダin。この時間帯から、ユベントスが試合をリードし始める。できればこのあたりでトレゼゲを投入してほしかったが……。
・81分、噂のマンシェン登場。若ーい！
・85分、シソコout、トレゼゲin。
・87分、デル・ピエロがロビングのボールをトレゼゲへ。1タッチであわせたトレゼゲのシュートは、惜しくも枠外。
・93分、アマウリがロングボールを頭で落とし、これをネドベドが強烈なシュート。アレックスに当たってコーナーキックのように見えたが、ゴールキックの判定。そしてゲームオーバー。

Chelsea vs Juventus

■一夜明けて
　アマウリとトレゼゲの併用に光明あり。2ndレグでは、ユベントスも４－３－３で対抗するとおもしろいかもしれない。↓こんな感じで。トレゼゲは、想像以上に献身的なチェイスもこなせるし。

　　　　　　ﾄﾚｾﾞｹﾞ
 ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ　　　　　ｱﾏｳﾘ 　　　　　ｻﾌﾞ：ｲｱｷﾝﾀ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　　
　　　　ﾏﾙｷｼﾞｵ　　ｻﾞﾈｯﾃｨ　　　　　ｻﾌﾞ：ｼｿｺ、ﾎﾟｳﾙｾﾝ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｷｴｯﾘｰﾆ　　　　　　　　　 　　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　　　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　 　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ　

　ガゼッタの論調も"前半は完全にチェルシー。しかし後半はユベントスもペースアップ。まだ巻き返しのチャンスはある！ トリノの2ndレグで逆転だ！" といった感じ。
 
'k ´ー`)＜最後にはキエッリーニもドログバにいつものショルダーアタックをぶちかましていたし、まだまだ楽しめそうだ、と思いました。問題は、確実にウィークポイントになってしまったモリナーロ。グリゲラは使えないかな。

復活のトレゼゴール!! CLチェルシー戦へ弾み

2/21
Serie A TIM
PALERMO - Stadio Renzo Barbera
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某進宙式に参加して疲れたので簡単にメモ。
前半27分にシソコが先制点。後半34分にトレゼゲが決めて、無難に勝利。
トレゼゲの得点は、実に彼らしい、" ワンタッチ" のゴール。

(c)www.juventus
チェルシー戦を前に、頼れるエースが帰ってｷﾀ━━━ ﾟ∀ﾟ）・∀・)´Д｀)━━━!!

■この日のスカッド

　　　ﾄﾚｾﾞｹﾞ　　ｲｱｷﾝﾀ
　　　　　　　　（s.t.26'ｱﾏｳﾘ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　　ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ
　　　　　　　　　　　（s.t.23'ﾏﾙｷｵﾝﾆ）
　　　ﾁｱｺﾞ　　ｼｿｺ
　　　　　　　　（s.t.46'ﾎﾟｳﾙｾﾝ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　 　　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　 ｷｴｯﾘｰﾆ　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

------------------------------------------------------ 　　　 　　　　
'k ´ー`)＜で、また後半20～25分の時間帯にカモoutマルコinですか……。

カッサーノの一撃グサリ！ ここ４戦で1勝2分1敗に

2/15
Serie A TIM
TORINO - Stadio Olimpico
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終わったばかりのサンプドリア戦寸評。
勝ち切れなかったため、この日の夜に行われるミラノ・ダービーに対して、プレッシャーを与えることはできませんでした。

(c)www.juventus
・アマウリの精彩のなさは前節と変わらず。ブラジル、イタリアのA代表入り問題など外野の騒ぎも一因か。
・デル・ピエロ＋カモラネージ＋ネドベドの好連携ぶりは健在。得点こそ奪えなかったが、多くのチャンスを生み出した。
・サンプドリアはやはりカッサーノありき。パッツィーニの先制点をアシストした10分のロングスルーパスをはじめ、ユベントスの守備を翻弄した。レグロッターリエの頭上を抜きつつ、弾き飛ばしてブッフォンに1対1と迫ったシーンはお見事としか言いようがない。
・後半17分にようやく生まれたアマウリのヘッドは、ジョビンコのクロスにあわせたもの。これは快心のゴールシーンだった。
(c)La Gazzetta dello Sport
・復帰以来、チアゴがなかなかフィットしている。
・遠目のカメラではポウルセンとネドベドの区別がつかず、多くの視聴者が幻惑されたと思われる。
・レグロッターリエがドリブルで3人を突破したシーンは無駄に迫力があった。中盤センターを志向しているだけのことはある。
・交代枠を1枚残したラニエリ。疲れの見えるアマウリを後半30分あたりでトレゼゲに代える手もあったのでは……。
・前半はネドベドがバーとポストに1度ずつ直撃。後半にもデル・ピエロのFKがバー→ポストのコンボで弾かれるなど、サンプドリアの「ゴール」が大活躍。勝ち点1の結果には納得し難いが、不運が重なった側面もあるか。

(c)www.juventus
それにしてもカッサーノはいい選手だわあ……。
南部とはいえイタリア産だし、獲得してくれないものか。

■この日のスカッド

　　　　　　　　　　ｱﾏｳﾘ
　　ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ
　　　　　　　　　（s.t.24'ﾏﾙｷｵﾝﾆ）
　　　ﾁｱｺﾞ　　ﾎﾟｳﾙｾﾝ　
　　　　　（s.t.1'ｼﾞｮﾋﾞﾝｺ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　 　ｸﾞﾘｹﾞﾗ

　　　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

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'k ´ー`)＜後半に投入されたジョビンコは左サイドにポジショニング。ネドベドがセンターにシフトしていましたね。普段は選手を代えてもバランスを崩さないラニエリにしては、思いきった戦術変更でした。

リッピ・イタリアの無敗記録31で止まる

2/10
FRIENDLY MATCHES 2009
Emirates Stadium - London
≪BRAZIL ２－０ ITALIA≫

ロンドン・エミレーツスタジアムで行われた注目のフレンドリー・マッチ。
リッピ監督の再就任後、31試合連続無敗で“ワールドダービー”に臨んだイタリア代表でしたが、ブラジルに2得点を奪われ、EURO敗退以来の敗戦を喫しています。

■試合翌日のガゼッタ1面。Asahiスーパードライの広告が目を引きます（笑）


■得点シーンの動画 

BRASIL 2 X 0 ITALIA
by futebolmultimidia

13分、エラーノのゴールでブラジル先制。左サイドのロナウジーニョがキープ、エラーノへ。→エラーノ、ロビーニョと縦のワンツー。ブッフォンと1対1になりシュート。
26分、ロビーニョのゴールでブラジル追加点。ゴール前のピルロが背後からロビーニョにボールを奪われる。→エリア内でコントロール、DFに囲まれつつシュート。

■この日のスカッド:イタリア  

　ﾃﾞｨ･ﾅﾀｰﾚ　　ｼﾞﾗﾙﾃﾞｨｰﾉ　
（s.t.1'ﾛｯｼ）（s.t.1'ﾄﾆ）　ﾍﾟﾍﾟ
　　　　　　　　　　　　（s.t.1'ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　ﾓﾝﾄﾘｰｳﾞｫ
　　　　（s.t.1'ﾍﾟｯﾛｯﾀ）
　　　ﾃﾞ･ﾛｯｼ　　　　　ﾋﾟﾙﾛ　
（s.t.1'ｱｸｨﾗｰﾆ）　　（s.t.29'ﾄﾞｯｾｰﾅ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｸﾞﾛｯｿ　　　　　　　 　ｻﾞﾝﾌﾞﾛｯﾀ
　　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ　ｶﾝﾅﾊﾞｰﾛ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

■この日のスカッド:ブラジル

　　　　　ｱﾄﾞﾘｱｰﾉ
　　　　（s.t.40'ﾊﾟﾄ）
　　ﾛﾋﾞｰﾆｮ　　ﾛﾅｳｼﾞｰﾆｮ
（s.t.43'ﾊﾞﾃｨｽﾀ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　ﾌｪﾘﾍﾟ･ﾒﾛ　　　　　ｴﾗｰﾉ
　　　　　　　　　（s.t.24'ﾀﾞﾆｴｳ･ｱｳﾍﾞｽ）
　　　ｼﾞｳﾍﾞﾙﾄ・ｼｳﾊﾞ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾏﾙｾﾛ　　　　　　　　 　ﾏｲｺﾝ
　　　　　ﾙｼｵ　ﾌｱﾝ
　　　　　　　（s.t.32'ﾁｱｺﾞ･ｼﾙﾊﾞ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　ｼﾞｭﾘｵ･ｾｰｻﾞﾙ
------------------------------------------------------ 　　　 　　　　

'k ´ー`)＜シーズン中の親善試合ですから、どうしても中途半端な評価になりますね。カカ、デル・ピエロ、トッティ、そしてアマウリといった、話題・戦力ともに中心となる選手が参加していませんし。

勝利に値しない!? お粗末なゲームで2位浮上

2/8
Serie A TIM
CATANIA - Stadio Angelo Massimino
HOME≪ CATANIA １－２ JUVENTUS≫AWAY

ザネッティ、キエッリーニ、デ・チェリエに続きマルキジオの負傷も判明。
公式戦2試合5失点で連敗中、もう負けられない修羅場の1戦。
ラニエリが選択したのは、アマウリ＆イアキンタの2トップ＋カモラネージとチアゴの先発でした。

(c)www.juventus
“同点に追いつかれながらも試合終了直前に突き放して勝利！”
“これぞユベントスが誇る勝利のメンタリティ！”

――と、追従するのは簡単なのですが、本当に酷い試合だったと云わざるをえません。カターニアのリゴーレの判定が、少なくとも2つ見逃されています。エリア内でモリモトに対してレグロッターリエのファウル、そしてマルキオンニのハンドがありました。

先制点は10分、イアキンタ。カモラネージのFKからヘッド。
これは実に「らしい」、見事なゴールでした。
(c)www.juventus
でも、ユニフォーム脱いじゃダメよ、ヴィンツェンツォ……。当然イエローです。

燃え上がりすぎた熱い男・イアキンタは、直後の12分に足の裏を見せたタックルでこの日２枚めのイエローカード。これで合わせ１本のレッドカード。退場処分となってしまいます。
ここで、守るのか、追加点を奪ってセーフティリードを得るのかの判断が必要になるわけですが、ラニエリ率いる我らがユーベに、これといった変化はありませんでした。とりあえずボールを持ったら前へ。そしてシュート。ただし、イアキンタを欠いたゴール前にはアマウリのみ。当然人数の差で押しつぶされます。

ユベントスの拙攻に対して、ゼンガ監督率いるカターニアは、明確に人数をかけて守りの構え。
31分には空中戦にめっぽう強いマルティネスを投入し、ロングボールの的とします。これが功を奏し、効果的な攻めでユベントスゴールに襲いかかるカターニア。とくに、1度集団を作ってから、ボールが蹴り込まれるタイミングで散会するセットプレイは圧巻、そして脅威でした。
後半6分の同点弾は、そのように組織的に攻め続けた結果から生まれました。マスカーラのヘッドをブッフォンがセーブしきれず、これにすばやく反応したモリモトが、ルーズボールを冷静にゴールへ押し込んだのです。

以後も、マルティネスのポストとモリモトのアグレッシブなプレーは、再三決定機を作り出します。ブッフォンの好守と、審判の誤審がなければ、3失点、4失点していてもおかしくありませんでした。
ユベントスはというと、アマウリが孤軍奮闘し、ときおり上がってきたネドベドが絡む程度。
例によって右サイドに誰もいない時間帯が多く、シソコがカバーに上がる始末。だから、なぜマルキオンニは中に中に入ってアマウリのシュートコースを消すんだよ！
これで点を取れるはずがありません。

後半46分、ネドベドのコーナーキックをアマウリがヘッドで落とし、そこにいたのは途中出場のポウルセン。彼の今季初ゴールは幸運な決勝点となり――ある意味では、不幸な結末になってしまった感があります。
ここで不甲斐ないまま試合を終了し、監督解任が検討されてしかるべき状況なのではないか、と思うのです。
(c)www.juventus

■この日のスカッド

　　　ｱﾏｳﾘ　　ｲｱｷﾝﾀ　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ
　　　　　　　　　（s.t.5'ﾏﾙｷｵﾝﾆ）
　　　ﾁｱｺﾞ　　ｼｿｺ　
（s.t.37'ﾎﾟｳﾙｾﾝ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　 　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

------------------------------------------------------ 　　　 　　　　
'k ´ー`)＜カモラネージの健在ぶりがわかっただけ恩の字かな……。