ミランとスコアレスドロー。トップ戦線に踏みとどまる

12/1 20:30
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　結果として両チーム無得点ドローに終わりましたが、見ごたえのある好ゲームでした。ユベントスの狙いは、次の2点。体力的な利をいかして、激しいチェイシング＆プレッシングでミランの中盤にボールを支配させないこと、そしてラインを高く保ち、1トップのジラルディーノをオフサイドで封じること。前半はぴたりとハマり、とくにノチェリーノの起用が奏功しました。ただし最後のアプローチの段階で、右サイドのサリハミジッチがピリッとしません。ネドベドのゲームメイクで何度か決定機を作りますが、ポスト（11分、トレゼゲのシュート）やジダのセーブに阻まれます。
　後半に入ると、ユベントスの運動量が落ち、次第にミランもボールキープからカカを中心に攻撃を組み立てる余裕ができてきます。両チームがしかけあい、ジダ、ブッフォンが好セーブを連発する展開に。63分、ミランはジラルディーノに変えて、飛び出し能力に長けたインザーギ、オッドに変えてマルディーニを投入。今シーズン遠ざかっている、ホームでの勝利へ意欲を見せます。これに対して、ユベントスは71分にサリハミジッチとイアキンタを下げ、マルキオンニとデル・ピエロを送り出します。81分にはネドベドに変えてパッラディーノ。しかし局面を打開するには至りませんでした。ミラン撃破の喜びは、ホームへ持ち越しです。
　得失点差で3位に後退しましたが、ここまでフィオレンティーナ、インテル、ミランに引き分けという結果は、戦力的に見て上々といえるでしょう。

■この試合の先発と交代選手

　　　　　トレゼゲ　　　　イアキンタ
                        （71' デル・ピエロ）
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ネドベド　　　　　　　　　　　　　　サリハミジッチ
（81' パッラディーノ）　　　　　　（71' マルキオンニ）　　　　
　　　　 　　ザネッティ　ノチェリーノ
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モリナーロ　　　　　　　　　　　　　　　　ゼビナ　　　　　　　　　　　
　　　　　キエッリーニ　レグロッターリエ　　
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　　　 　　　　　　ブッフォン

'k ´ー｀）＜71分の交代が鍵だったかな……。マルキオンニではなく、ボールをためてゲームを作れるチアゴを入れて欲しかった。いじり屋と言われつつも、一度ピッチ上に作ったバランスを維持することを一義とする。このあたりが、ラニエリの持ち味なのでしょうが、物足りない気もしますね。

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