9人の仲間を救ったのは……

アウェーのSpezia戦。前節は激しい乱打戦の末に4-2で勝利。これにより首位に返り咲いたユベントスは、連勝して足固めをしたいところです。3試合ぶりにブッフォンがスターティングメンバーに復帰。しかしピッコロとジャンニケッダをセンターバックに配した布陣は2失点を許した前節と同じ。まだまだ長丁場のセリエBカンピオナートにおいて、不安を隠せない状況です。
さて、試合が動いたのは前半39分。ホームSpeziaのConfaloneにゴールを許しました。メンバー表を見る限り、Speziaは中盤の底にインテルディトーレを敷く4-1-4-1のフォーメーション。Confaloneは2列めセンターをつとめている選手のようです。そして前半が終了。
当然、相手は守備を固めてきます。デシャン監督は後半25分、パーロに変えてパッラディーノを投入するなど攻撃的な姿勢を強めますが、なかなかゴールを奪うことが出来ません。この時点で、フォーメーション的にはザネッティを守備要員に残してネドベドが中に、パッラディーノが左サイドに入った（あるいはその逆）4-3-1-2のスタイルをとったのではないでしょうか。しかしこの直後70分、79分にジャンニケッダが立て続けにカードを受けて退場。1点ビハインドかつ、ひとり少ない圧倒的に不利な状況に追い込まれます。そして試合は動かないまま90分を越えて、ロスタイムへ。残り時間は僅か。シーズン2敗めを喫するかに思えたそのとき、ネドベドがボックスの角から右脚を振りぬきました。値千金とはまさにこのこと。バロンドールの称号は輝きを失うことなく、ビアンコネーロを死の淵から救ったのでした。

前線に豪華なタレントを擁しているユーベ、1点差なんてすぐひっくり返せる……。そう思っていたファンが多いのでしょう。公式サイトではネドベドを"the saviour" （救世主）として讃えています。

Spezia - Juventus 1 - 1
この日の想定フォーメーション
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
　　　　　　トレゼゲ
　　　　　 　　　　　デル・ピエロ　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ネドベド　　　　　　　　　　　　　　カモラネージ
　　　　　　　　　　　　　　　　　  (90' マルキオンニ)　
　　　　　  パーロ　　　　ザネッティ　
　　　　    (70' パッラディーノ)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
バルザレッティ　　　　　　　　　　　　　ビリンデッリ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(78' デ・チェリエ)
　　　　　　　ジャンニケッダ　ピッコロ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　ブッフォン

k ´ー｀）　朗報!! 次節2月3日のRimini戦から、スカイパーフェクトTV! で生放送されることが決定しています。http://blog.skyperfectv.co.jp/soccerprogram/archives/2007/01/serieb.html。20節以降の試合を放映するとのことなので、このSpezia戦も流れるんでしょう。現在は前節Bari戦の録画中継が放映されています。ちょうどリフレッシュ後にあたるネドベドのファンにはたまらないですね。
生放送が始まった後も、しばらく速報形式のこのスタイルで続けようと思います。

ネドベド復活のドッピエッタ!!

今回はライヴ感覚でメモ。

前節セリエＢ初の敗戦をうけて、何が何でも負けられない一戦。
ところが！

1' Santoruvo(BAR
開始わずか1分で先制を許す驚愕の展開。
やはりGKミランテでは戦っていけないのか!?
祈るような気持ちでライヴwebレポートを見続ける。すると

34' Trezeguet(JUV predatory finish from ten yards out. Super goal
45' Nedved(JUV What a return for the Czech maestro!

30分過ぎに追いついて前半終了間際で逆転！ 理想的な展開です。
しかも復帰早々のパベル・ネドベド弾!! たまりません。

interval

後半に入ると、
Juventus dominate possession
圧倒的にボールを支配。試合の主導権を完全に握ります。そして－

67' Del Piero
クラブのエースにして絶対的なアイドルが、自身のユベントス500試合めに記念的なゴール!!
これで試合の行方は決したでしょう。
さらにさらに。開始1分の失点がよっぽど悔しかったのでしょうか、この日の老貴婦人は一切容赦ありません。

73' Nedved
the Czech wizard makes no mistake ときたもんだ。
今日のネドベドはマエストロだったりウィザードだったり忙しいですね。

89' Gervasoni
Surely too little too late? ちょっと遅すぎましたね？ と余裕を見せていますが、圧倒的な試合をしておきながら追加点を献上したわけですから、あまり褒められたものではありません。
ミランテに限界があるのか、それともジャンニケッダとピッコロをゴール前センターバックに起用せざるをえない現状のせいなのか……。
どちらも本来は守備的中盤のタレントですからね。ともかく連敗は避けられました。ネドベドがその存在をあらためて顕示した試合になったようですね。

Juventus - Bari 4-2　17-11-10-11!!
この日の想定フォーメーション
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
　　　　　　　　　　　　　トレゼゲ
　　　　　　　デル・ピエロ　
　　　　　　　(81' Bojinov)　　　　　　　　　　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ネドベド　　　　　　　　　　　　　　カモラネージ
　　　　　　　　　　　　　　　　　  (59' Marchionni)　
　　　　　  ザネッティ　　パーロ　
　　　　    (76' Marchisio)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
バルザレッティ　　　　　　　　　　　　　ビリンデッリ
　　　　　　　ジャンニケッダ　ピッコロ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　ミランテ

k ´ー｀）この最終ラインはどうしたことでしょう。
勝った勝ったと喜んでばかりもいられないような……。

The waiting is over.

現地20日16時、Bari戦で遂にネドベドの謹慎が解かれます。
Verona、Bologna、Arezzo、Mantova、Cesena。５試合の出場停止処分中、パッラディーノが適性を見せるなど好材料もありましたが、戦力的には苦しい戦いを強いられてきました。休み明けとはいえ、ミランとの親善試合で暖気運転は完了。Bari戦ではチェコの鉄人が、2003年欧州最優秀選手の輝きを見せてくれるはずです。

ところで、冬の移籍市場でユベントスも精力的にうごいている様子。ここにきてサビオラ、モリエンテス、チェバントンらデシャンのモナコラインをはじめ、魅力的なタレントに食指を伸ばしているようです。去る可能性がある選手としては、ブッフォン、ネドベド、トレゼゲ、カモラネージなど。彼らは来期のCLで顔を合わせているかもしれませんね。（あるいは今期にも実現?）

来期に見たいユベントス夢のスカッド　4-4-2
□現有　■実現濃厚or確定　○可能性アリ　●夢
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
　　　　　　　　　　　　　　　■クローゼ○モリエンテス
　　　　　　　　　　　　　　　□ボジノフ●H.アルティントップ
　　　　●ラウール○サビオラ
　　　　□デル・ピエロ □サラジェタ　　　　　　　　　　　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
□ネドベド□パッラディーノ　　　　　　 ●ダイスラー●ジュリ
●シュバインシュタイガー　　　　　　　●ウォルコット
■サリハミジッチ●ドニ　　 　　　　　　 □マルキオンニ

　　　　　　　　　●ジュニーニョ・ペルナンブカーノ
　　　　　　　　　■エメルソン　　●ガットゥーゾ
　　　　　　　　　●ダービッツ　　□ザネッティ
　　　　　　　　　□パーロ　　　 　□トゥドル
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
□バルザレッティ　　　　　　　　　　　　　　　　　　■グリゲラ
□キエッリーニ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●ザンブロッタ　
　　　　　　　　　□ブームソン　　 □R.コバチ　
　　　●リオ・ファーディナンド                      
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　□ブッフォン
　　　　　　　　　　　　●オズワルド・サンチェス

k ´ー｀）　かつてジダンはユーベを経てレアル・マドリーに。その逆がありえないと誰が言えるでしょう。ラウールよ、エル・ブランコを脱いだとき、向かう先はビアンコネーロを選ぶべし!! そしてバッジォ→デル・ピエロの系譜を継ぐのだっ!!
そしてダイスラー……。まだ27歳。鬱との戦いに再び打ち克ってピッチに戻ってきてほしい。あくまでも個人的だけれど、バイエルンに飼い潰されれた感があり、とってもつらい。

両エースが揃って得点！

Juventus – Cesena 2-1

前半25分でデル・ピエロとトレゼゲがゴールを奪い、ユベントスが勝利しました！
前節負傷したブッフォンを欠く中、ミランテがなんとか1失点で守りきってくれました。
なお、ユベントスは冬のマーケットでサリハミジッチ（バイエルンとの契約切れ）を獲得。左サイドを主戦場とするこの人、ネドベドの代役をつとめることになるのかもしれません。マルキオンニの放出が濃厚な右サイドだってカバーできますしね。いい補強になるでしょう。

この日の想定フォーメーション
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
　　　　　　　　　　　　　トレゼゲ
　　　　　　　デル・ピエロ　　　　　　　　　　　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
パッラディーノ　　　　　　　　　　　　　カモラネージ
　　　　　　　　　　　　　　　　　      (67’ ピッコロ)　
　　　　　　マルキッシオ　　パーロ　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
バルザレッティ　　　　　　　　　　　　　ビリンデッリ
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　ゼビナ　　 コバチ　
                           (71’ デ・チィェリエ)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　ミランテ

k ´ー｀）アトレティコ・マドリーのF.トーレス、アグエロに接触しているというのは本当でしょうか……。ディシプリン（規律）を重んじるユーべにはぴったりの好青年たちです。もし招聘が適えばデル・ピエロを継ぐアイドルになるかも。

不覚!! スーパーゴールに沈む!?

Mantova - Juventus  1 - 0

クラブ史上初の経験・セリエBでのシーズンは後半戦の開幕を迎えました。ここまで17戦12勝5引き分け（1延期試合）という圧倒的な戦績を残してきた我らがユベントス。13日、Mantovaの本拠地"Danilo Martelli" stadiumに乗り込んでのアウェーマッチが行なわれました。トレゼゲが復帰してきたものの、先の親善試合で負傷したブームソン、キエッリーニ、パッラディーノは揃ってベンチ外。スカッドとしては不安を抱えての試合になりました。
試合前半はデル・ピエロを中心に試合を支配していたようです。しかして後半、サラジェタを右ウイングに据えてからわずか5分、Mantovaの先制点を許してしまいます。Bernacciのシュートは6ヤードを飛んできたといいうことなので、50メートル級の超ロングゴールだったことになります（1ヤードは0.9144メートル）。衝撃が大きそうですから、TVメディアが映像を流してくれるかもしれませんね。
そんなわけでユベントスは今シーズン初の敗戦を喫したのです。

この日の予想フォーメーション
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
　　　　　　　トレゼゲ　　　サラジェタ

　　　　　　　　　デル・ピエロ　　　　　　　　　　　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
マルキッシオ　　　　　　　　　　　　　　ピッコロ
　　　　　　　　　　　　　　　　　(57’ カモラネージ)　
　　　　　　　　　　パーロ　　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
バルザレッティ　　　　　　　　　　　　　ビリンデッリ
　　　　　　　　　　　　　　　　(90+2’ デ・チィェリエ)
　　　　　　　　ゼビナ　　コバチ　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　ブッフォン
　　　　　　　　　(79’ Mirante)

最終ラインに相変わらずの非常ベル。
メンバー表だけを見ると、ゼビナがセンターをつとめたことになってます。

k ´ー｀） ネドベドの出場停止が明けるまで我慢できませんでしたねえ。