追撃態勢整わず!? デル・ピエロ不在で痛い敗戦

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Serie A TIM
UDINE - Friuli Stadium
HOME≪ UDINESE ２－１ JUVENTUS≫AWAY

メンバー表にデル・ピエロの名前がない代わりに、トレゼゲが復帰しました。
デル・ピエロが招集されていないのは、前節の一件が原因かとも思われましたが、どうやら膝の違和感を訴えた模様。スカパーの放映がない組み合わせなので、公式サイトのLIVE MATCHと、ハイライトをYoutubeで眺めての感想です。

前半20分、レグロッターリエとブッフォンに挟まれつつもクアリアレッラが強引にシュート。ボールはころころと転がりながらゴールへ……。
後半、ラニエリはマルキオンニを下げてイアキンタを投入。
後半29分、ディ・ナターレのゴールでウディネーゼに追加点。
後半32分、グリゲラが得たリゴーレを、イアキンタが決めて1点返す。
が、反撃はここまで。

多くの試合でデル・ピエロの個人技によって勝ちを拾えてしまっていたため、その不在を契機に戦術的な無策をさらけ出してしまった格好。思えば、アマウリ＆ジョビンコの組み合わせって、先発したBATE戦でも散々だったしね……。相性がよくないのかも、というよりジョビンコの能力がトップチームには足りていないだけでしょうね。

首位インテルはカターニア相手に０－２で勝利したため、勝ち点差は再び6に開いてしまいました。

(c)www.juventus
「主力に疲労が溜まっていたのでジョビンコらを起用した、でも出来は良くなかったね」といつも通りのtinkerっぷり。ならどうして（後半マルキオンニと交代してうまくいった）イアキンタを初めから使わなかったの? と聞かれて、まだ3セッションしか練習させていないから、だって。

(c)www.juventus
試合後「まだ慌てるような時期じゃない」と語ったジャンルイジさん。
信じたいけど、アレの膝が無事であることは大前提ですね、もちろん。

■この日のスカッド

　　　　　　　ｱﾏｳﾘ　　　
　　ｼﾞｮﾋﾞﾝｺ　（s.t.36'ﾄﾚｾﾞｹﾞ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　　ﾏﾙｷｵﾝﾆ
　　　　　　　　　　（s.t.1'ｲｱｷﾝﾀ）
　　　ﾏﾙｷｼﾞｵ　　ｼｿｺ　
（s.t.36'ﾄﾚｾﾞｹﾞ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　 　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　 　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

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'k ´ー`)＜ユーベをフルで見れない分、ミランを見てみました。FK技術は衰えにくいというけれど、ベックハムの右足は本当に素晴らしいわ……。ユーベには高根の花ですけど。

Milan vs Genoa 1-1 Serie A 2009 Day21 Beckham & Milito x1
by Roma-eterna

俊英マルキジオ躍動す！ ブッフォンも復調をアピール

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Serie A TIM
TORINO - Stadio Olimpico
HOME≪ JUVENTUS １－０ FIORENTINA≫AWAY

ヨベティッチとジラルディーノの2トップを中心に、両サイドを大きくえぐりながら攻撃を組み立てるフィオレンティーナ。案の定、定位置を離れたがるマルキオンニの右サイドを再三突かれる展開になりました。対して、ユーベのゴールマウスにはラツィオ戦で怪我をしたGKマニンガーに代わり、インフルエンザから回復したばかりのブッフォン。結果的に、ブッフォンのファインセーブが試合を決定づけることになりました。

21分、マルキジオのゴールでユーベ先制。右サイドでボールを持ったデル・ピエロが、アマウリとポジションチェンジするような形でペナルティエリアに侵入したマルキジオにスルーパス。ヴィオラGKフレイと1対1になったマルキジオは、落ち着いてファーサイドに流し込みました。デル・ピエロの一瞬の状況判断が生んだ美しいゴールシーンでしたね。
(c)www.juventus

24分、フライスルーパスを、ペナルティエリア内でジラルディーノがトラップ。この時点でブッフォンと1対1の状況。ここはブッフォンが飛び出してセーブ。
32分、左サイドを崩されます。バイタルエリアからのシュートはバーに弾かれましたが、ルーズボールは再びヴィオラ。今度はブッフォンの正面へのシュートが飛んできました。これをブッフォンがファンブル。反応したジラルディーノが押し込みましたが、オフサイドでノーゴールの判定。しかしビデオで見返すと、明らかにオンサイドでしたね。。。これはジラがかわいそうです。
45分、センターライン近くからデル・ピエロがゴール前にロングパス。走り込んでいるのはマルキオンニ。マルキジオのゴールに続く決定的なシュートチャンスでしたが、フレイにコースをふさがれてしまい、シュートをフレイの正面に蹴るだけのマルキオンニ。フレイが受け止めそこなったボールを、またしても正面に蹴るだけのマルキオンニ。ゴールを奪えず。

後半に入ると、フィオレンティーナが分厚い攻撃を展開。ユベントスは自陣に引きこもってボールをはじき返すのが精いっぱい、という展開が続きます。最大のピンチは71分、左サイドからのクロスにジラルディーノが合わせたシーン。ブッフォンが左足を伸ばしてかき出さなければ、ゴールを揺らされていたことは間違いないでしょう。このあとも、ブッフォンは巧みなポジショニングと正確な状況判断でフィオレンティーナのゴールチャンスを潰します。病み上がりとはいえ、さすが世界No.1GKと謳われる存在感を示してくれました。
(c)www.juventus

試合は１－０でホームのユベントスが辛くも逃げ切り。首位インテルとサンプドリアの一戦は日本時間25日深夜（29時～）に組まれているため、試合終了の時点では、暫定首位タイに並んでいます。
※追記：インテルはアドリアーノのゴールで1-0の勝利。3ポイント差は変わらず、となりました。※

ところで76分に交代を命じられたデル・ピエロは、手渡されたコートを投げ捨てるなど、怒りをあらわにしました。好意的に解釈すれば、ラニエリはデル･ピエロの体力を個々の試合で削りきらないように配慮しているのでしょうが……。もしそうだとすれば、選手に説明できていないことになります。
(c)goal.com

■この日のスカッド

　　　ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ　ｱﾏｳﾘ　　　
（s.t.32'ｼﾞｮﾋﾞﾝｺ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　　ﾏﾙｷｵﾝﾆ
　　　ﾏﾙｷｼﾞｵ　ｻﾞﾈｯﾃｨ 　
（s.t.43'ﾎﾟｳﾙｾﾝ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾃﾞ･ﾁｪﾘｴ　　　　　　 　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　 　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

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'k ´ー`)＜注目のメルベリ対ジラルディーノ第2ラウンドは、またしてもジラルディーノの勝利でしょう。マークに付いたメルベリを苦にせず、シュートチャンスを幾度となく得ていましたからね。

オロフ・メルベリ、値千金の爆弾ヘッド

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SERIE A TIM
ROMA - Stadio Olimpico
HOME≪ LAZIO １－１ JUVENTUS≫AWAY
(c)www.juventus
先に行われたアタランタ対インテルが３－１という結果になったため、ここで勝てば首位まで勝ち点1差に迫れる大チャンス。しかし相手は難敵ラツィオ。怪我人続出で守備の陣容が薄くなっているユベントスにとって、パンデフ、ロッキ、サラテのトリデンテを擁する攻撃陣は脅威です。しかも先のコッパ・イタリアで復帰したばかりのブッフォンは、今度は発熱のため欠場。時期的にインフルエンザかもしれません。そんなわけで、頼れる第2GKマニンガーがゴールマウスに立ちました。キエッリーニを欠くセンターバックには、レグロッターリエ＆アリアウドのコンビを起用。カターニア戦の快勝に気を良くしたんでしょうか、ミステル・ラニエリは。

案の定、ラツィオの高速3トップにアリアウド君（19）が対応できません。レグロッターリエのラインコントロールに付いていけず、逆にロッキに引きずり込まれる印象ばかり残してしまいました。これなら、ある程度ラインコントロールに対応慣れしたメルベリをセンターに置いて、右はデ・チェリエあたりにやらせた方がよかったんじゃないでしょうか。

先制点は25分、ラツィオ。マルキオンニのファウルで得た左サイド奥のFKを蹴ったのはレデスマ。高い軌道のボールに対して、マニンガーは飛び出して弾こうとします。が、伸ばした拳をかすめただけで、ボールはゴールに吸い込まれてしまいました。痛恨のエラー。このポジショニングの失敗はマニンガーの評価を下げてしまいそうですが、もともと横の揺さぶりに弱いことは判っていますから、仕方ないな、と思います。
対してユベントスの反撃は30分。右CKから。マルキオンニのクロスは久々にナイスな軌道でした。メルベリのダイナマイトヘッドを導き、同点。以後、ラツィオの攻撃に苦しめられながらも、なんとかドロー。試合内容を振り返ると、勝ち点1を獲得できたことで恩の字です。

それにしても、触れずにいられないのがマルキオンニさんの働き。もちろんネガティブな意味で。
このところ、彼の動きに、デル・ピエロとネドベドが明らかにいらいらしています。カモラネージとの違いを一番感じているのはこの2人でしょうから、その気持ちも当然かと。デル・ピエロが守備に戻っている時間でさえ、マルコ1人が前線に残っていることが多いんですよね……。

■この日のスカッド

　　　ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ　ｱﾏｳﾘ　　　
（s.t.35'ｼﾞｮﾋﾞﾝｺ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　　ﾏﾙｷｵﾝﾆ
　　　ｻﾞﾈｯﾃｨ 　ｼｿｺ
（s.t.25'ﾏﾙｷｼﾞｵ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　　　 　ﾒﾙﾍﾞﾘ
　　　ｱﾘｱｳﾄﾞ　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　 　　　　ﾏﾆﾝｶﾞｰ

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'k ´ー`)＜次節はヴィオラを迎え討ちます。メルベリにとっては、第1節にしてやられたジラルディーノへ雪辱するチャンスですねー。

ブッフォン復帰＆デル・ピエロ劇場！

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TIM CUP
TORINO - Stadio Olimpico
HOME≪JUVENTUS ３－０ CATANIA≫AWAY

(c)www.Goal.com
コッパ・イタリア5回戦。
カターニャとの一戦に完勝したユベントスは、ベスト8に進出です。
次回は2月4日に好調ナポリと激突することになりました。
勝利ももちろんですが、この試合では、遂にブッフォンがゴールマウスに戻りました。
チェルシーとの決戦を見据えて、心強い情報です。
同様に、ザネッティがフル出場。ポウルセンも復帰。中盤センターの競争が熾烈になってきました。

開始4分、ゴールライン近くまで切り込んだデ・チェリエからのクロスをデル・ピエロがヘッドで落とす。GKに弾かれるが、マルキオンニが押し込んでゴール。
68分、デル・ピエロの頭を使ったワンツーからジョビンコがゴール。
71分、マルキオンニからボールを受け取ったデル・ピエロ、振り向きながらシュートコースを作り、左足で流し込む。グレイトすぎるのでyoutube張ります。得点差に余裕があったからか、このときのマルキオンニはフェイントをしかけて突破に成功しています。パルマ時代はそんな感じだったよねえ……。

↑のハイライトを見るとわかりますが、完全にデル・ピエロが演出したvictoryです。2アシスト1ゴールですよね。
本当に今季のアレは素晴らしい。今がピークなんじゃないでしょうか、この御仁は。
(c)www.juventus

■この日のスカッド

　　　ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ　ｱﾏｳﾘ　　　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｼﾞｮﾋﾞﾝｺ　　　　　　　ﾏﾙｷｵﾝﾆ
（s.t.25' ｴｽﾎﾟｰｼﾞﾄ）　　　　　　
　　　ｻﾞﾈｯﾃｨ 　ｼｿｺ
   　　　　　 （s.t.30'ﾎﾟｳﾙｾﾝ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾃﾞ･ﾁｪﾘｴ　　　　　　　　　 　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　　ｱﾘｱｳﾄﾞ　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ　
　　　　　　　（s.t.38'ﾒﾙﾍﾞﾘ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　 　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

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'k ´ー`)＜公式サイトの試合結果ページでは、なぜか４－０と表記されています。いいことづくめで、スタッフも嬉しかったんだろうなあ（笑）。で、アリアウドって誰。

今度こそ？ 負傷者続々復帰予定

ユベントス公式サイトは12日付の記事で、
トレゼゲとチアゴがトレーニングに合流したと報じています。

トレゼゲはこのあと、13日のミニマッチでプレーしたとのこと。
さて、ラニエリはトレゼゲをどう起用するのでしょう。アマウリの1stチョイスは間違いないと思いますが、トレゼゲをベンチウォーマーとして説得できるかしら？　14日のコッパ・イタリア（カターニア戦）のスカッドに注目が集まります。キエッリーニ、イアキンタ、カモラネージの復帰も間もなくとか。

そのほかの負傷者のうち、ゼビナとクネゼビッチは2月の終わりまでに復帰する見込み。モナコとの親善試合で左のアキレス腱を痛めたサリハミジッチは、来週にはトレーニングに戻るそうです。

……負傷者だけでBチームが作れますね。
彼らが揃って復帰となれば、最後までスクデット争いに加われるでしょう。

'k ´ー`)＜怪我と治療のサイクルから脱け出すのは誰だ!?　いやほんと、万全のフィジカルで復帰してほしいです……。