最下位相手に痛恨のドロー：ユベントスの今シーズン終了のおしらせ（真）

4/26
Serie A TIM
REGGIO CALABRIA - Stadio Oreste Granillo
HOME≪REGGINA ２－２ JUVENTUS≫AWAY

この時期は、残留が賭かる下位チームも目の色を変えてポイントを取りに来ます。
それはわかっているのですが……。

p.t.27' Barillà
s.t.03' Del Piero（JUV）
s.t.24' Hallfredsson
s.t.27' Zanetti（JUV）

言葉もありません。
つねに先行される展開。
アウェイとはいえ、相手はダントツで最下位のレッジーナですよ。
キエーヴォ戦（4/5 3－3）後のカモラネージの言葉を借りれば、「ユベントスが負けたりしてちゃいけねえ相手」でしょう。
(c)www.juventus
もちろん、ザネッティの復帰は朗報ですが……。
それだけではどうにもならないほど、チームとして、完全に士気を失っているように思います。この終盤に入って、ミランがまとまりと勢いを増しているのとは対照的です。

(c)www.juventus
この試合の結果、1位インテルとの差は9ポイントに、2位ミランとの差も2ポイントに広がりました。現実目標は3位の確保になりましたね。

■33節を終えた順位表（数字は勝ち点／試合数／勝／分／敗／得失点差）
1 Inter  74 33 22 8 3 33
2 Milan  67 33 20 7 6 33
3 Juventus  65 33 19 8 6 27
4 Fiorentina  58 33 18 4 11 13
5 Genoa  57 33 16 9 8 11
6 Roma  52 33 15 7 11 0
7 Cagliari  49 33 14 7 12 7
8 Palermo  49 33 15 4 14 2
9 Lazio  47 33 14 5 14 -2
10 Udinese  45 33 12 9 12 1
11 Atalanta  44 33 13 5 15 1
12 Napoli  42 33 11 9 13 -1
13 Sampdoria  41 33 10 11 12 -5
14 Catania  40 33 11 7 15 -5
15 Siena  37 33 10 7 16 -7
16 Chievo  34 33 8 10 15 -11
17 Torino  30 33 7 9 17 -22
18 Bologna  29 33 7 8 18 -21
19 Lecce  27 33 5 12 16 -26
20 Reggina  24 33 4 12 17 -28
(c)www.juventus
契約上は集大成となる来季、つまりラニエリ政権3年目にチームが上昇できるのかというと、はなはだ疑問です。「辞任はしない」とうそぶいてらっしゃるようですが、いやほんとにどうするつもりなのかな、ユーヴェのフロントは。

■この日のスカッド

　　　　　　　　　　ｲｱｷﾝﾀ
　　　ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ
（s.t.30'ｱﾏｳﾘ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　　ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ

　　　ﾏﾙｷｼﾞｵ　　　ｻﾞﾈｯﾃｨ
 （s.t.36'ﾎﾟｳﾙｾﾝ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾃﾞ･ﾁｪﾘｴ　　　　　　　 　　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　　 　ｱﾘｱｳﾄﾞ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

------------------------------------------------------ 　　
'k ´ー`)＜……。

↓↓↓ユベントス首脳陣の今は、まさにこんな感じかしらね↓↓↓
　＿＿＿
/　||￣￣||　∧＿∧
|.....||＿＿|| （ 　　　 ）　　どうしてこうなった・・・
|￣￣＼三⊂/￣￣￣/
|　　　　|　( ./　　　　 /
　＿＿＿
/　||￣￣||　∧＿∧
|.....||＿＿|| （ ＾ω＾ ）　　どうしてこうなった!?
|￣￣＼三⊂/￣￣￣/
|　　　　|　( ./　　　　 /

　＿＿＿ ♪　∧__,∧.∩
/　||￣￣||　ｒ（ ＾ω＾ ）ﾉ　　どうしてこうなった！
|.....||＿＿|| └‐、　　　ﾚ´｀ヽ　　　どうしてこうなった！
|￣￣＼三　 /￣￣￣/ノ´｀　♪
|　　　　|　( ./　　　　 /

　＿＿＿ 　　　　　　　♪　　∩∧__,∧
/　||￣￣||　　　　　　　　　_ ヽ（ ＾ω＾ ）7　　どうしてこうなった！
|.....||＿＿|| 　　　　　　　　/｀ヽJ　　　,‐┘　　　どうしてこうなった！　
|￣￣＼三　 /￣￣￣/ 　´｀ヽ､_　 ノ　　　　
|　　　　|　( ./　　　　 / 　　　　　｀) ）　♪

'k ´ー`)＜開幕前にスタンコビッチ獲得を強行できなかった弱腰と、チャンピオンズ・リーグ途中でラニエリを解任できなかった優柔さが、今に至るまで祟ってるわぁ……。
 

あらためて：ユベントスの今シーズン終了のおしらせ

4/22
TIM CUP　Semi-Final 2nd
TORINO - Stadio Olimpico
HOME≪JUVENTUS １－２ LAZIO≫AWAY

　タイトル獲得の最後のチャンスを賭けて、コッパ･イタリア準決勝、2ndレグ。
　ホームにラツィオを迎えたユベントスですが……。
　4/20にもお伝えしたとおり、今シーズンは終了していたようです。

　つか、アリアウドとメルベリのセンターバックってどうよ。
　よりにもよってスピードアタックが信条のラツィオに対して。
　1月に、アリアウドはまったく対応できなかったよね……。
　3月の1stレグでは、守備が崩壊していたよね……。

　ねえラニエリさん、今季3戦めの相手ですよ。何をどう修正したんですか。
(c)www.juventus
　中盤にチアゴとマルキジオ。
　どちらもよい選手ですが、そろってレジスタ系。バランサータイプですよね。しかも左サイドにジョビンコを起用するのであればなおさら、1人は守備的なインテルディトーレ（この日のベンチメンバーではポウルセン）を配置すべきでは？ 今季とことんカウンターに弱いディフェンスで、ラツィオに対応できるのかしらん？

　案の定、前半38分にサラテのゴールを許すと、後半8分にもコラロフに追加点を奪われ。点を取る前に、取られていたら当然、勝てませんよ。途中で投入するくらいなら、はじめから黄金時代の4人―トレゼゲ、デル・ピエロ、カモラネージ、ネドベド―で勝ちに行ってくださいよ。
「コッパ･イタリアに集中する」のではなかったのですか。シーズンに変な色気を持っていて、キエッリーニ、レグロッターリエを温存ですか。
(c)www.juventus
本気で終わってるでしょ、この雰囲気。
シーズン初の謎スカッドを起用し、ホームで力負けって。

　試合後にティフォージが居残ってブーイングするでしょうとも。
(c)gazzeta.it

■この日のスカッド

　　ｲｱｷﾝﾀ　　　ﾄﾚｾﾞｹﾞ
（s.t.19'ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｼﾞｮﾋﾞﾝｺ　　　　　　　ﾏﾙｷｵﾝﾆ
（s.t.1'ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ）  （s.t.1'ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ）
　　　ﾁｱｺﾞ　　ﾏﾙｷｼﾞｵ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾃﾞ･ﾁｪﾘｴ　　　　　　　 　　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
　　　 　ｱﾘｱｳﾄﾞ　ﾒﾙﾍﾞﾘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

------------------------------------------------------ 　　
(c)www.juventus
'k ´ー`)＜ねえ、コボッリ・ジッリさん。
切り盛りできないならモッジに泣きついてもいいと思うんだ。


　ﾚ´|｀)　　　　,ノ　　ﾚ｜　 |　　　　 十　　　 <./ -+- 　 ＿＿
　 ｀ﾉ´　つ　　ヽ、　 __ﾉ　　ヽ_ノ　　/　こ　　 ム.-┴- 　|_十_|　 　┼ ┐ヾ
　　　____ 　　,. -‐''"7__,,..-─ｧ　　　　　　　　/ |ヽ|￣| 　　,木、　 　ﾉ　ﾉ
　　　|::::::｀／　　／-‐─-='､＞　,､　　　　　　　　 ￣
　　　｀ヽ/　　　｀＞ﾉ　 ) 　　ヽ.＞|_ヽ/|　　_,,..-‐'"´ヽ.
　　　 |/　　　＜　　　　　´） 　 Y--‐`''"´:::::::::::::::::／i__,,.. - ､
　　　/|　　　　　｀＞　　 ､_） 　 |￣V::::::::::::::::::::::::::::＼|　ヽ､,ﾉ
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　　l__,∧　　　　＼　 　　　　,ｲ:;:-‐‐-､__,,..--､:::::::::＼|´"'' ｰ､'"｀ヽ
　　　/:::::ヽ､　　__,＞ｰ-‐＜__ﾌ　　　ｒ'´　　　　i:::::::／|　　　　|　 ノ
　　　￣￣ヽ､　　　 ｰ‐-‐＜　!､　　 ゝ__,,..-＜::::::＼/___,,..-‐''"
　　　　　　　 `ヽｒ-､..,,_____,,.＞ﾌ｀￣|´ヽ.　　　 ヽ:／
　　　　　　　　　　　　　　　く/　　 /|　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　ー　　　７/ |　　　ナ ¨　　　├─
　　　　　　　　　　　　　　　､＿　　/|　 し　　/ こ　　┌┼┐

陥落！ ユベントス3位に後退

　ラニエリの介錯云々言ってるそばから、ミランがやってくれちゃいました……。19日のトリノ戦で５－１の圧勝。特筆すべきはインザーギがトリプレッタを達成したことでしょうか。スーペル・ピッポいまだ健在です。20日のガゼッタ1面がこちら。

　吠えるインザーギの下に、カモラネージたちがほほ笑んでいる広告が置かれているのは、なにかの皮肉でしょうかね。これで、コボッリ・ジッリ会長が挙げた「2位」から得失点差で陥落しています。いよいよラニエリ政権が炎上しそうですよ。

'k ´ー`)＜S'AVANZA IL MILAN、とは、おそらく「ミランが（CL本戦出場権確保へ）前進！」という見出しなのでしょう。そしてもちろん、そのぶんユベントスは後退しているわけです。4位ジェノア（57）との差は7ポイントありますけれど……。

ユベントスの今シーズン終了のおしらせ

4/18
Serie A TIM
TORINO - Olimpic Stadium
HOME≪JUVENTUS １－１ INTER≫AWAY

　スクデットはもとより、今後のクラブのポテンシャルについて自虐的にならざるをえない多くのユベンティーノにとって、この試合のみどころは次の1点でした。それは先月20日のチェルシー戦以降、5試合10失点という惨状を呈しているディフェンス陣が、インテルを相手にどれだけ持ちこたえられるのだろう、ということ。
　結果的に、レグロッターリエの復帰がディフェンスラインの安定をもたらしました。何度か危険な状況はあったものの、後半19分の高速カウンターからバロテッリに許したゴール以外は、ブッフォンがセーブできるレベルに抑え込むことに成功したのです。裏を返せば、やはり高いラインはレグロッターリエ任せのシフトであり、ラニエリが指導しているわけではないのだな、ということ。
　このまま試合を終えてもらってもよかったのですが、後半26分にコーナーキックからグリゲラのヘッドが生まれ、１－１のドローで痛み分けとなっています。前半30分に、マルキオンニがデル・ピエロのスルーパスから決定的なチャンスを得るも、ゴールを逸す場面がありました。あそこで先制できていれば、また違った展開になっていたと思います。もちろん、その場合はインテルの猛攻を呼び、逆転されていた可能性も大ですが。

(c)www.juventus
　戦前モウリーニョが語っていたように、インテルにとっては「無理せずドローでよい」試合。奇跡の逆転を目指すためには勝利が至上命題であったユベントスとしては、クリティカルな敗戦―今シーズン終了に等しい―となりました。

(c)www.juventus
　普段はけっしてネガティブな発言をしないブッフォンが「こうなったらコッパ・イタリアに集中するよ」、ともらすほど、今シーズン終了！ な情勢なのですが……。

　我らがミステルは、「我々はまだやれる。決してあきらめない」と仰られた模様。いや、このイタリア・ダービーを含んで3試合2分1敗という成績で、やれるも何もないと思います。
　今後の目標であるコッパ･イタリア優勝と、CL本戦出場権（3位以内）の確保に専念していただきたい。

■この日のスカッド
　　　　　　　ｲｱｷﾝﾀ
　　ﾃﾞﾙ･ﾋﾟｴﾛ
（s.t.31'ｼﾞｮﾋﾞﾝｺ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾈﾄﾞﾍﾞﾄﾞ　　　　　　ﾏﾙｷｵﾝﾆ
                 （s.t.29'ﾄﾚｾﾞｹﾞ）
　　　ﾎﾟｳﾙｾﾝ　ﾁｱｺﾞ
　　　　　　（s.t.31'RED CARD）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾓﾘﾅｰﾛ　　　　　　　 　　ｸﾞﾘｹﾞﾗ
（s.t.18'ﾃﾞ･ﾁｪﾘｴ）
　　 　ｷｴｯﾘｰﾆ　ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

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'k ´ー`)＜ここでモウリーニョに、ラニエリの介錯をしてほしかったのですが……。逃げられたかしら。

イタリア・ダービーの影で

本来ならスクデット争いの天王山となるべき、インテル戦が間近に迫っておりますが……。コボッリ会長自ら「2位確保が目的だなあ」と口にする現状では、ファン心理的には盛り上がりに欠けることも確か。
そこで、昨今の話題は来季の選手補強だったり、「ラニエリ後」だったりします。
15日付けのガゼッタ1面をとりあげてみましょう。チェルシー行きが内諾されているというアンチェロッティ（ミラン）と並んで、ユベントスの監督人事が取り沙汰されていることがわかります。

候補はラニエリ残留30％から、ガスペッリーニ（ジェノア）30％、プランデッリ（フィオレンティーナ）20％、スパレッティ（ローマ）20％と続いています。今シーズンの序盤につまずいた際、ラニエリ続投を明言していたフロントも、ここに来てトーンダウンしているような気もしますし、今日インテルに惨敗するようなら、監督更迭があってもおかしくないでしょう。
ていうか、スパレッティ＆デ・ロッシでひとつ。