He is back!! ローマ新監督にラニエリ就任

9月1日、スパレッティ氏がローマの監督を辞任。ローマはクラウディオ・ラニエリを新監督に迎えると発表しました。

……。
まさか、こんなにはやく彼の名を再び聞くことになろうとは。それにしてもローマのセンシオーナーは正気ですか。よりにもよって、チームが迷走している時期に、"いじり屋"ラニエリの招聘だなんて……。

2008年3月、ローマ戦でのラニエリ（当時ユベントス監督）。2010年1月にトリノで再会か。

'k ´ー`)＜「ローマ終了のおしらせ」ですね。彼にトッティをコントロールできるわけないです。今のローマに必要なのは（実効性はともかく）理論家ではなく、カリスマティックなモチベーターでしょうに。マンチーニとかさ。

LyonからFabio Grosso がやってきました。

8月31日は夏の移籍市場最終日。ヨーロッパ中で駆け込み移籍が相次ぎました。ユベントスも例外ではなく、リヨンからファビオ・グロッソを獲得したようです。3年契約とのこと。
(c)www.juventus
今季の補強はすばらしい結果を生みそうです。
カンナバーロ、ジエゴ、メロ、カセレス、グロッソ……。A代表クラスの選手ばかりですし、なんといってもグロッソはイタリア代表経験豊富。カンナバーロやキエッリーニ、ブッフォンらと連携を構築済みでしょう。
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■メロ
ローマ戦でルーズだと評しましたが、Goal.comによると直前に祖母が亡くなられていたとか。父親も病床とのことで、試合に100％集中するのは酷な状況だったのですね。以降の試合で真・フェリペ・メロが活躍してくれることを期待します。

'k ´ー`)＜質の高い選手が集まってきたなあ……。ディフェンスラインは左からグロッソ（デ・チェリエ、モリナーロ）、キエッリーニ、カンナバーロ（レグロッターリエ）、グリゲラ（サリハミジッチ、ゼビナ）。マルチなカセレスも控えているし。分厚い！

Diego SHOW!! 敵地ローマでジエゴがドッピエッタ!!

8/30_ROMA - Stadio Olimpico
Domenica 30 Agosto 2009 - h. 17:00
≪ROMA １－３ JUVENTUS≫
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昼はイベント、夜は選挙などで忙しかったので、軽くメモ。

■得点経過
24分、ジエゴ。センターサークル付近でローマディフェンスからボールを奪い、そのまま独走。右足のアウトサイドで弾くようにキックすると、低く跳んだボールが先制点に。
34分、デ・ロッシ。メロのファウルで得たFKをピサロが早いリスタート。30m超級のキャノン砲でブッフォンの隙を射抜く。試合は同点に。
67分、ジエゴ。オーバーラップしたカンナバーロがイアキンタへ長いくさびのパス。スルー気味に動いたイアキンタがヒールでボールを調整し、あわせたジエゴがゴールへ押し込む。縦へ縦への運び、守備から攻撃へのスピーディーな切り替え。素晴らしい得点。
92分、メロ。ローマ守備陣の緩みを突いたおまけ。スルスルと持ち上がり、イアキンタをおとりに使う格好でそのままシュート。確かに並大抵のプレイヤーではないようだが……。評価は保留したい。

最大☆☆☆☆☆で攻守・監督を寸評
■オフェンス☆☆☆
・またしてもDiego SHOW！ ベンチのデル･ピエロも文句のつけようがないでしょう。ドッピエッタはもちろん、攻撃の起点に、推進力にと抜群の存在感を示しましたね。
・アマウリとイアキンタは、初戦と同様ジエゴのプレイについていけていない気がします…。何度か決定機を逸しました。彼ともっとも波長が合うのは、天才肌のデル・ピエロなのではないかと。
・メロの評価は保留。後半、プレイが極端にルーズになったことが気にかかる。単に体力が落ちて集中力を切らしたのか、それにしても不用意なパスミスが多かった感。得点したからといって帳消しにはできないなあ……。マイナス。

■ディフェンス☆☆☆
・カンナバーロがとてもよい。このままディフェンスリーダーとして君臨しそう。
・カモラネージ、メロが浅い位置でボールを奪取されるシーンが気になった。
・レグロッターリエを投入後、キエッリーニが左サイドバックへ。プレシーズンマッチで何度か試行したCBレギュラー3選手の同時起用。キエッリーニの攻撃力も発揮できるし、いいんじゃないですか！

■チームマネージメント☆☆☆
・キエッリーニの左SBシフト、ポウルセンを入れて守備固めなど、試合のまとめかたに納得。

■この日のスカッド（４－３－１－２）

　　　ｱﾏｳﾘ　　　ｲｱｷﾝﾀ

　　　　　ｼﾞｴｺﾞ
        （84'ﾎﾟｳﾙｾﾝ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　ﾁｱｺﾞ　　F.ﾒﾛ　　ﾏﾙｷｼﾞｵ
　　　　　     　　　（61'ｶﾓﾗﾈｰｼﾞ）　
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾃﾞ･ﾁｪﾘｴ　　　　　　　　       ｸﾞﾘｹﾞﾗ
（'ﾚｸﾞﾛｯﾀｰﾘｴ）           　
　　 　ｷｴｯﾘｰﾆ　　ｶﾝﾅﾊﾞｰﾛ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　ﾌﾞｯﾌｫﾝ

'k ´ー`)＜とにかくアウェイでローマに勝てたのは祝着。次節は13日にラツィオ戦!!　昨季は苦しめられた相手だけに、現在のチーム力がどれほどアップしたのかが問われる試合となりそうです。いよいよデル・ピエロ登場となりますかどうか。

MILANO DERBY に見た盛者必衰の理

ユベントスと今季のスクデットを争うであろう、ミラノの2チームが直接対決。日本時間3時50分の開始とはいえ、コレは見逃せない試合。アーセナルとマンUの試合を横目にしながら待ち構えていたわけですよ。そしたら……。

↑当日朝のガゼッタ1面。

8/29_Stadio San Siro - Milano
Domenica 29 Agosto 2009 - h. 19:45
≪AC MILAN ０－４ INTER MILANO≫

史上タイの得失点差でインテルの大勝ですよ！

この試合で見るべきところといえば、ミリートとモッタのジェノア・ライン（あえてこう呼びたい）。モッタ→ミリート→モッタとつないだ先制点は実に美しかったし、2アシスト＆1PKで3得点に絡んだミリートは、エトーとも効果的な連携を見せていました。カルチョ贔屓としては、そろそろCLでの躍進も期待したいところ。

一方、負けたミランは内容が酷くて……。39分にイエロー2枚で退場してしまった、ガットゥーゾが槍玉にあげられるのでしょう。しかし、そもそも18分前後から負傷をアピールしていて、35分にはエトーのスピードに対応できずPKを献上、そのうえで自ら交代を要求しているのに、ベンチでは誰も交代の準備が済んでおらず、結局プレイに戻り……。といった流れがあるので、ガットゥーゾを責めるのはかわいそう。そもそもコンディションのよくない彼を先発させたことも含めて、完全にチームマネージメントの失敗です。ロナウジーニョは相変わらずワンタッチパスばかりで動きゃしないし。

それにしても、レアル・マドリーから渡伊したばかりのシュナイデルに10番を与え、トレクァルティスタで起用したジョゼ・モウリーニョのしたたかさったら。彼が活躍すればジョゼの英断。失敗しても言い訳はいくらでも立ちますからね。試合前にはミラン優位の雰囲気を作りましたし、政治的にも圧勝でしたね。レオナルドは何もできなかったなあ。

試合後、多くのミラニスタが叫んだことでしょう。
「ベッカム、早く（戻って）来てくれーッ!!!!!」

'k ´ー`)＜なんていうかね……。これが、あのACミランなのか、という……。カルチョ・スキャンダルの業なのかもしれません。

CL組み合わせ決定！ いきなりミラン対レアル、インテル対バルセロナ!!

UEFA Champions League 2009-2010
the Groups as drawn in Monaco:

Group A
Bayern Munich (Germany)
JUVENTUS
Girondins Bordeaux (France)
Maccabi Haifa (Israel)

Group B
Manchester United (England)
CSKA Moscow (Russia)
Besiktas (Turkey)
Wolfsburg (Germany)

Group C
Milan
Real Madrid (Spain)
Olympique Marseille (France)
FC Zurich (Switzerland)

Group D
Chelsea (England)
Porto (Portugal)
Atletico Madrid (Spain)
Apoel Nicosia (Cyprus)

Group E
Liverpool (England)
Olympique Lyon (France)
Fiorentina
Debreceni (Hungary)

Group F
Barcellona (Spain)
Inter
Dynamo Kiev (Ukraine)
Rubin Kazan (Russia)

Group G
Seville (Spain)
Glasgow Rangers (Scotland)
Stuttgart (Germany)
Unirea Urziceni (Romania)

Group H
Arsenal (England)
AZ Alkmaar (Holland)
Olympiacos (Greece)
Standard Liege (Belgium)

以上、組み合わせ抽選会の結果でした。
ユベントスはグループAでバイエルン、ボルドー、マッカビ・ハイファと対戦。まあ……順当にバイエルンと2強の組み合わせではないでしょうか？

問題は、グループCとグループF。Cではミランとレアル・マドリー、マルセイユ。Fではバルセロナとインテルがいきなり激突です。ガットゥーゾ対C.ロナウド、パト対カカ、ラウール対モリエンテス、イブラヒモビッチ対エトー、などなどビッグな顔合わせを楽しめるわけですね。
ちなみに、マルセイユを率いているのはディディエ・デシャン。個人的には通過も狙える戦力ではないかな、と思ってます。2003-2004シーズンに、やはりモリエンテスを擁して躍進したモナコのように。

'k ´ー`)＜毎年思うことだけれど、ぜったい操作してますよね……。おもしろいからいいけど。